でも、雨の日が多くなってきていて、季節が移り変わるのを感じます。
もうすぐ春がやってきますね。
映画“おくりびと”がアカデミー賞を受賞しました。
邦画の世界に一足早く春がやってきたようです。
これを機に葬儀について関心を持たれた方も多くいらっしゃるようです。
今までは、形式に流されて葬儀を執り行うことに忙しく時間が過ぎ、
大切な人を“見送る”という肝心なことが後回しになってしまう
そんなことがあったように思います。
大切な家族を心を込めて見送る、それは故人のためでもあり、
残された遺族の心のケアにもなるのです。
最近は家族葬や火葬式など、家族・親族や親しい方のみで葬儀をされる方が増えています。
経済的なご事情がある方も多いかと思いますが、それだけで考えられているわけでなく、
ゆっくりと思いを込めて見送りたい、また自分らしく見送りたい・見送られたいと
ご家族やご自身の葬儀について関心を持って考えられている方が増えてきています。
十人十色といいますが、葬儀についての考え方も千差万別で、
100人の方がいれば、100通りの葬儀があるのです。
故人の遺志を尊重する、遺族の思いを表現する、
そして納得のいく葬儀をしてほしいと思います。
そのためには、流されることなく納得のいくまで打ち合わせをし、
おくりびとの思いを形にしていってほしいと願っています。